特定非営利活動法人伊豆楽園プロジェクト設立趣旨

 近年、家庭で飼育されている犬猫の増加やペットを家族の一員と考える人の増加に伴い、ペットはビジネスチャンスのキーワードの一つになっており、伊豆半島地域においても、ペットと泊まれる宿泊施設やペットが利用できる施設の運営などペットを介して観光客を誘致しようとする動きが見られ、また、不動産の売買等においても、ペットとの生活を特色の一つに挙げているケースが多く見られます。

 

 しかしながら、他方では、飼い主不明の迷い犬が後を絶たず、野良猫は各地域で問題視されており、動物愛護ボランティア等の地道な努力にもかかわらず、静岡県では年に猫は3000頭以上、犬は200頭以上が殺処分されています。

 また、地域住民の高齢化に伴い、高齢者とペットの飼育に関する課題も大きくなっています。

 

 このようにペットが街づくりの要素の一つとなっている地域にもかかわらず、動物愛護が地域に根ざしているとは必ずしも言えないのが現状です。

 

 この状況を改善するため、伊豆楽園プロジェクトでは、動物愛護ボランティア間及び動物愛護ボランティアと行政等関係機関との連携強化に努めるとともに、一般市民に対する犬猫等の適正飼養・管理に係る啓発活動、地域における人と犬猫に関わる課題等についての相談、助言及び支援並びに動物愛護ボランティア活動の支援を実施することにより、高齢者、障害者、子どもにも優しく、人と動物が幸せに暮らせる街づくりと伊豆半島地域の活性化に寄与することを目的として活動することにいたしました。

 

 伊豆楽園プロジェクトの活動は、動物の保護、地域住民の生活、街づくり等をテーマとするため、任意団体や経済性を追求する会社では、社会的な信頼に疑念を抱かれかねません。営利を目的としない特定非営利活動法人であれば、情報公開など活動全般にわたって事業の透明化が義務付けられています。伊豆楽園プロジェクトにとって、特定非営利活動法人こそが最も望ましい活動形態です。

 

 犬や猫を殺処分しない社会、人と動物が幸せに暮らせる環境を実現し、そういう犬猫に優しい地域は、高齢者や障害者にも、また子どもにもやさしい地域になるはずです。そして、そんな人にも動物にも優しい地域に、「ペットを連れて遊びに行ってみよう!」、「移住したい!」と思う人を増やすことができれば、伊豆半島は元気に楽しく過ごせる場所になるのではないでしょうか。

 観光地、別荘地と犬猫の殺処分…全く関係のない事のように思われるかもしれませんが、犬猫好きな人や生き物に優しい地域に住みたい方には、伊豆は人にも動物にも楽園なのだとご理解頂けると思うのです。

 

 「地域を活性化する」というのはよく使われる言葉ですが、具体的には何をすればよいのかわからないという人が多いはずです。伊豆楽園プロジェクトでは、ペットという身近な課題を介して、多くの人に参加していただき、「行きたい、住みたい伊豆半島」を目指します。

 

 平成27年4月

 

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特定非営利活動法人 伊豆楽園プロジェクト 設立趣旨書
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